お隣り足立区では、今月から「ペアレントメンター事業」が始まりました。
→ 「ペアレントメンターあだちねっとわーく」
「ペアレントメンター」って何? と思う方も多いかと思います。
「ペアレントメンター」とは、厚生労働省の「発達障害者支援体制整備事業」に組み込まれた事業のひとつで
ペアレント=親、メンター=助言者 といったところです。
そもそもメンタリング(Mentoring)とは、人の育成、指導方法の1つで
企業では、新入社員の育成のために先輩社員を精神的なサポートをする役割である
メンターとして配置する、メンター制度を導入しているところも増えてきていると思いますが
それのペアレント版といったところでしょうか。
つまり、発達障害児を育てている親同士で
先輩が後輩の親御さんの相談を受けたり、アドバイスをしたりします。
学校の先生や療育関連施設の支援員の方とは違った、親ならではの経験に基づいた支援ができる
というのがメリットだと思います。
厚生労働省は 各自治体に事業の導入を任せていて
他府県では充実した展開を見せているところもあるのですが
東京都では さらに各市区に整備を任せていて、足立区が都内で最初に導入したようです。
足立区も事業化には数年かかったようですが...。
一方わが葛飾区では、障害福祉課長のお話だと
まだ区の職員にも周知されていないだろうという状況らしく... (T_T)
ちなみに、防災には ”自助・共助・公助”という言葉があるのですが
自助 = 自分で自分を助けること
共助 = 地域コミュニティで共に助けあうこと
公助 = 行政による救助・支援
家族支援においても、”公助”が人手不足(人材不足?)で難しいなら
”共助”を考える必要があるのでは? と思えてなりません。
葛飾区にもペアレントメンター制度を導入してもらえないかなぁ...。
でも、よくよく考えたら この「手をつなぐ親の会」こそ
私達 障害者の保護者のための共助の組織なんですよね。
今できることから1つずつ始めていけばいいのではないか... そんな風に考えています。
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