2016年9月21日水曜日

葛飾区障害者団体ヒアリングに参加しました

葛飾区では、平成30年度を初年度とする「葛飾区障害者施策推進計画」を策定するにあたり
施策を構築するための基礎資料を得るため、区内の障害者団体のヒアリングを実施しています。

※第4期(平成27~29年度)葛飾区障害福祉計画・葛飾区障害者施策推進計画については
 こちらをご覧ください。→ 葛飾区のホームページよりリンク

先日、障害福祉課による 「葛飾区手をつなぐ親の会」に対してのヒアリングが行われ
初めて教育部会からも2名が参加しました。


ヒアリング内容としては

1)日常生活や社会参加をする上で困っていること、心配なこと
2)将来、不安に感じていること
3)区の福祉サービスや支援について
4)災害時における避難等の援護について
5)地域でいきいきと生活するために国要望すること
6)その他、次期計画の策定に際し要望したいこと
7)障害や病気を理由として不当に差別を受けたと感じたことについて
8)日常生活や社会生活を送る上で、生活しづらい原因となる障壁(バリア)を
  取り除いてもらったと感じたことについて

という項目が提示されており
教育部会でも事前に理事を通じて会員の皆さんにご意見・ご要望を寄せていただきましたので
それを取りまとめてお伝えしました。


また、下のような1枚のシートにまとめて提出したのですが

・現在の区のシステムでは、子育て支援・教育・福祉の連携・連動ができていない。
 →子どもの育ちをトータルに支援してもらいたい。
・本人支援は充実しつつあるが、それでも就学すると療育が受けられない。
 また家族支援の視点がない。
・障害者理解という観点からの地域の関わりがない。

ということを訴えてきました。

”できる(いつ・どこまで できる)、できない はともかくとして
 とにかく伝えなければわかならいのだから 何でも言ってください。” という声に背中を押され
日頃思うことをありのままにお伝えしてきました。

クリックすると大きくして見ることができます

また、成人されているお子さんの保護者からは

・重度対応が可能なヘルパーの不足
 行動支援で、例えばヘルパーを2人つけると半減し足りなくなるので、時間数を増やしてほしい。
・生活介護施設によっては2時代に帰宅する。
 移動支援で対応しているが時間数が足りず、実費負担している人もいる。
・ポニースクールが20歳で卒業となってしまう。
 高齢者もOKなので、体重の問題ではなく、キャパの問題と考えられる。
 (年長者が卒業しないと年少者が入れない。)
 ポニー、トランポリン、スイミングは障害者の余暇活動としてとても有効。増やしてほしい。
・新しくできた水元体育館のプールの障害者更衣室の使い勝手が悪い。
 同性介護しか想定していない作りになっているようだが、息子と母の組み合わせに不便。
・ショートステイの申し込みを簡便にするか、緊急一時のレスパイト利用を多くしてほしい。

といった様々な意見・要望が上げられており
学齢期の保護者としてはまだ未経験のことも多かったので、とても参考になりました。


区の施策は私達の身近な生活に直結することばかり ということが 今回よく認識できました。
また、もっと関心を持つこと、そしてこのような場で声を上げていくことが どんなに大切なことかも
改めて強く感じました。
貴重な機会をいただいたことに感謝いたします。

10月19日(水)ぴあカフェのご案内

10月のぴあカフェ(茶話会)ですが、テクノプラザで産業フェアがあるため
10月中は テクノプラザのお部屋が予約できません。

そこでやむなく 手をつなぐ親の会の理事会が行われている青戸地区センターの
和室で行うことにします。
(ただし、予約の都合で和室の使用は13時からとなります。)

お昼をご一緒される方は、近くの+Choice (ぷらすちょいす)で 食べませんか?

就業継続支援A型事業所「ぽむの樹」を運営するNPO法人未来空間ぽむぽむ さんが
自主生産品販売所運営受託として営業しているお店で
区内19の障害者施設の自主生産品を販売し、障害当事者の方も働いています。
(喫茶スペースでパンや軽食をいただけます。)


その後、場所を移動して ぴあカフェとしたいと思います。

ちょっと変則的な運用ですが、ご都合のつく方は 是非お越しください。
お待ちしています。


* 10月 ぴあカフェ(茶話会) *


10月19日(水) 13~15時 青戸地区センター 和室(葛西庵)

※ランチ 理事会終わり次第~12時50分まで
 
 就業継続支援A型事業所「ぽむの樹」を運営するNPO法人未来空間ぽむぽむ が
 運営受託している自主生産品販売所 +Choice(ぷらすちょいす) にて。

 アクセスは+Choiceのホームページでご確認ください。→ こちら

 
 ご参加の申し込み・ お問い合わせはこちらまで、メールでお願いします。
 → katsushika.ikusei@gmail.com

2016年9月8日木曜日

区議会議員によるヒアリングに参加しました

9月8日(木) シンフォニーヒルズの会議室において
葛飾区手をつなぐ親の会に対し、公明党の葛飾区議会議員の方によるヒアリングが行われました。

公明党からは4名の議員(出口よしゆき、山本ひろみ、黒柳じょうじ、向江すみえ ※敬称略) と
親の会本部役員4名+教育部会から1名が出席しました。

葛飾区手をつなぐ親の会
公明党区議会議員
 
これまでも同様のヒアリングは実施されてきましたが
今回、教育部会からは初めての参加となり、これまで取りまとめてきた教育や福祉に関する要望を
お伝えすることができました。


議員の方々は前向きに話を聞いてくださり
事態が今日明日急に変わるという訳にはいかないのは当然としても
少しでも想いが伝わったのでは⁉ と嬉しく思いました。

会長初め役員の皆さんからも、学齢期の支援の大切さや将来的な福祉サービスや支援についての
必要性を訴えてくださり、とても心強く感じました。

諸先輩のご意見を大切にしながら、これからの親の会についても考えて行けたら良いと思います。


公明党区議の皆様には、貴重なお時間を割いていただき、大変感謝しております。
今後ともよろしくお願いいたします。

2016年9月7日水曜日

9月14日 ぴあカフェ(茶話会)始めます

私達も できることからやってみよう ということで
まずは「ぴあカフェ(茶話会)」の定例化を始めます。

ちなみに 「ピア」というのは、仲間のことです。
ピア・サポートやピア・カウンセリングという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ピア・カウンセリングの目的は、障害のある人やその家族同士が対等な立場で話を聞き合い
共感し合い、仲間同士で支え合うことです。


第1回は 

 日 時:9月14日(水) 11時30分~15時 (出入り自由)

 場 所:テクノプラザ 2階和室

 参加費:無料

どうぞお気軽にご参加ください。
※ただ、カフェと言っても、簡単な飲み物やお茶菓子しかご用意していません。m(_ _)m
 お食事等は各自でお持ちください。(テクノプラザのすぐ前にコンビニがあります。)


参加希望の方は 事前にご連絡くださいますようお願いします。 ※当日参加でも結構です。
メールはこちらまで → 葛飾区手をつなぐ親の会 katsushika.ikusei@gmail.com



そもそも葛飾区手をつなぐ親の会では、原則毎月第三週の水曜日の午前中に理事会を実施しています。
各施設、学校の代表(理事)が集まりますが、1ケ月の活動報告やら事務連絡などを受けて
大体1時間から長くて2時間弱で終わるのですが。

でも、せっかく時間に都合をつけて集まるのに(仕事を持っている理事の方も多いので)
それだけでは何だかもったいない という声は以前からあり
教育部会の理事で その後時々ランチをご一緒するようになりました。

だったら、この時間を「ぴあカフェ(茶話会)」として定例化し
理事以外の方にも参加してもらったらいいのでは? 

そんな話から スタートすることになりました。


私達の「ぴあカフェ」も、障害を抱えた子供の保護者同士、まずは話をする場を設けよう
という趣旨で始めたいと思います。

人と話すことで、知らないことを学んだり、自分自身の考えがまとまったり
いろんな「気づき」を得ることができたりしますよね。

少しずついろんな人とゆるやかにつながって、hand in hand (手を携えて)
子ども達の育ちを一緒に支えていきたい と思います。

みなさんのご参加をお待ちしています。

足立区でペアレントメンター事業が始まりました

お隣り足立区では、今月から「ペアレントメンター事業」が始まりました。

→ 「ペアレントメンターあだちねっとわーく」


「ペアレントメンター」って何? と思う方も多いかと思います。


「ペアレントメンター」とは、厚生労働省の「発達障害者支援体制整備事業」に組み込まれた事業のひとつで
ペアレント=親、メンター=助言者 といったところです。

そもそもメンタリング(Mentoring)とは、人の育成、指導方法の1つで
企業では、新入社員の育成のために先輩社員を精神的なサポートをする役割である
メンターとして配置する、メンター制度を導入しているところも増えてきていると思いますが
それのペアレント版といったところでしょうか。

つまり、発達障害児を育てている親同士で
先輩が後輩の親御さんの相談を受けたり、アドバイスをしたりします。
学校の先生や療育関連施設の支援員の方とは違った、親ならではの経験に基づいた支援ができる
というのがメリットだと思います。


厚生労働省は 各自治体に事業の導入を任せていて
他府県では充実した展開を見せているところもあるのですが
東京都では さらに各市区に整備を任せていて、足立区が都内で最初に導入したようです。
足立区も事業化には数年かかったようですが...。

一方わが葛飾区では、障害福祉課長のお話だと 
まだ区の職員にも周知されていないだろうという状況らしく... (T_T)


ちなみに、防災には ”自助・共助・公助”という言葉があるのですが

 自助 = 自分で自分を助けること

 共助 = 地域コミュニティで共に助けあうこと

 公助 = 行政による救助・支援


家族支援においても、”公助”が人手不足(人材不足?)で難しいなら
”共助”を考える必要があるのでは? と思えてなりません。
葛飾区にもペアレントメンター制度を導入してもらえないかなぁ...。


でも、よくよく考えたら この「手をつなぐ親の会」こそ
私達 障害者の保護者のための共助の組織なんですよね。

今できることから1つずつ始めていけばいいのではないか... そんな風に考えています。

9月6日福祉講座のご報告

9月6日に行われた、葛飾区手をつなぐ親の会主催の「福祉講座」は多数の方にご出席いただき
盛会のうちに終了いたしました。

私見ですが、今回は学齢期の保護者の方の参加が特に多かったように感じています。




講師である葛飾区役所障害福祉課の萩原康行課長は、前半の1時間を
「知的障害者(児)のライフサイクルと福祉サービスについて
(各種手当、サービス、医療、生活の援助等)」 というタイトルでわかりやすくお話しくださいました。

さらに後半の1時間は 質疑応答として
多くの参加者からの 生活に根差した具体的な質問(障害年金やグループホーム等々)に
1つひとつ丁寧にお答えいただき、大変充実した内容でした。

特に”ライフサイクルと福祉サービス”については
成長のそれぞれのステージでどんなサービスが利用でき
また 親として子供に対し、どんなことをしておくと良いか という観点でお話ししていただけて
良かったと思います。


今後もこのような講座が開催されて、親として学ぶ機会が増えていくとありがたいですね。